映画「18歳のおとなたち」が、TOHOシネマズ新宿ほか55館で、3月1日(金)より全国公開中!
公開を記念し、初日舞台挨拶を開催しました。
チケット発売1時間で即完売。満員御礼の超満席で迎えたこの日。
「初日のチケットが即完ということで、本当に本当にありがとうございます!心から本当に嬉しいです!!」と、
主演の兵頭功海さんより挨拶があり、改めて好きなシーンを尋ねられると「スイ(三原羽衣)と母親が二人で話す場所に僕が行った時に見せるスイの顔。芝居を間近で見て『いい顔をするなあ』と。それで僕の気持ちも乗って来て。時間的に1テイクくらいしかできなかったけれど、短いながらも濃い時間でした」と当時の思い出を振り返った。
佐藤監督から「マコト役は彼しかいない!」と言わしめ、応募総数5,000人の中から抜擢されたという兵頭さん。
オーディション時の手応えを聞かれると「実は別の作品の都合で坊主頭にしていたので、オーディションの時は坊主伸びかけというどうしようもない髪型でした。でもマコトがたまたま少年院から出たばかりの設定だったので、結果的に良かった」とガッツポーズ。
一方、黒田アーサーさん演じる上司役について、久田莉子さんは「嫌な部長という設定だと思っていたら、実際は見守ってくれる感があった」と安心感に感謝すると、それを受けてアーサーさんは「まあ、僕の優しい本性が出ちゃうんだろうなあ~親心で厳しくしようと思ったけれど、どうしても可愛いので…。僕の優しさが出てしまいました」と会場が爆笑に包まれた。
さらにアーサーさんは「僕はプレイボーイとか人殺しの役が多いけれど、もう63歳です。孫がいてもいいくらいの年齢。そろそろ親子の愛を感じるような役をやりたい」と集まった報道陣に向けてアピール。
三原羽衣さんは父子家庭の父親役、阿部亮平さんとの共演に触れて「お父さんとのシーンは短いものだったけれど、他愛のない親子感が良く出ていて、完成したシーンを見てほっこりした」とすっかり娘の表情。別作品で阿部亮平さんと親子役だったという兵頭さんも「僕も別作品で阿部さんと親子役だった時、優しく包み込んでくれました。その作品の後にすぐにこの映画の撮影だったので、現場で『あ、いるー!』と思いました」と再会を喜んでいた。
阿部さんは「別作品の時と違って今回は不良役。表情が全く変わっていたので凄いなと思った」と変貌ぶりに目を丸くしていた。
引きこもりの息子を持つ母という役どころを演じた金子みひろさん。
「私も反抗期があったので、母親に『私の時はどうだった?』と聞いたら『まあ、そういうものだからね』という言葉をもらいました。なんて心が大きいのだろうと思って、今回の役を演じるにあたり、参考にしました」と打ち明けていた。
自身が手掛ける作品の撮影で初めて涙を流したという佐藤監督。
「誠(兵頭功海)がカケル(黒田昊夢)の部屋を訪ねて、カケルが泣くところを見てグッと来た。みひろさんが涙を流す場面も、綺麗な涙が流れていて、それを見て『ヤバい!』とグッと来た」と手応えを感じていた。
撮影は2022年の冬場に敢行。
アーサーさんが「成人式のシーンの日は寒かった」と思い出すと、兵頭さんも「雪が降って極寒でしたけど、そんな寒い現場での癒しは食事だった。冷たいお弁当ではなくて毎回手作りのゴハンが出てきて、クリスマスには小さいケーキが出てきた。この現場の一致団結の空気を作ってくれたのは手作りゴハンです!」と撮影時のエピソードを語っていると、アーサーさんより、劇中で不良を演じた兵頭さんに対し「実際、喧嘩は強いの?BREAKING DOWNにでも出てこの映画をもっと盛り上げてよ」と無茶ぶりをし会場は終始、笑いに包まれていた。
最後に主演の兵頭さんは「この映画は生きてきた家庭環境や年齢などの違いによって、観た感想が変わる映画です。親に少しでも感謝する人が増えたらいいなと思います。この映画をきっかけに両親に連絡をして感謝をするようなことがあったら、この映画を作った意味もあるのではないかと思います」と呼び掛けて「SNSなどを通してこの映画を広めてください!」とさらなるヒットに期待をかけ、和やかなムードで舞台挨拶を実施させて頂きました。
3/1~全国55館で上映中です!
映画「18歳のおとなたち」どうぞよろしくお願いいたします!